墓石と決闘
- Aloysius' Rating: 　6/10
1967年　アメリカ　102分
監督：ジョン・スタージェス
出演：ジェームズ・ガーナー、ジェイソン・ロバーズ、ロバート・ライアン、アルバート・サルミ、チャールズ・エイドマン

開巻、アープ兄弟とドク・ホリデイがOKコラルへ出かけてクラントン一家の武装解除を試み、いきなり撃ち合いになっていわゆる「OK牧場の決闘」がおこなわれたあと、アープ兄弟とドク・ホリデイを被告とする裁判がおこなわれ、被告が無罪を受けるとアイク・クラントンの差し金でバージル・アープが撃たれ、アープ家、クラントン家双方で候補を擁立した保安官選挙でモーガン・アープが当選すると、そのモーガン・アープが射殺されるのでワイアット・アープは連邦保安官となってクラントン一家の追及にかかり、クラントン一家は郡保安官を味方につけてアープ一家を訴追にかけ、つまり双方で法をかざして泥沼化していく様子がおおむね史実どおりに描かれる。ただ、ワイアット・アープとドク・ホリデイがメキシコまで出かけていってアイク・クラントンと対決する、というのは創作であろう。素材自体は面白いものの、ジョン・スタージェスの演出は勢いがあってもむらが目立ち、ワイアット・アープを演じるジェームズ・ガーナーには魅力がないというよりも顔がない。ジェイソン・ロバーズのドク・ホリデイがいなければかなり苦しいところである。
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