スペース・インパクト
- Aloysius' Rating: 3/10
2005年 アメリカ 87分
監督：ニール・ジョンソン
出演：イヴ・コネリー、ブレイク・エドガートン、ポール・ダロー、アイヴァ・フランク
人類はウォッチャーと名乗る未知の存在と接触、超空間ゲートを手にすると銀河全域へと進出するが、領土紛争に明け暮れた結果、地球も消滅、最後に残ったプレアデス５とコンストラクタの二つの勢力がなおも戦争を続けていて、プレアデス５の女性兵士マーラが単身コンストラクタの母星に潜入、惑星破壊爆弾の発射を阻止しようとして砂漠をうろうろする、という話をマーラの娘が六千年後に回想し、で、どうやらこの娘が最後の人類ということになっていて、記憶を過去に託して肉体を捨て、精神世界に突入する、というのが結末らしい。出演者は全部あわせても十人くらい、台詞はほとんどなくて、おおむね娘のナレーションで進行するが、ナレーション自体がときどき寝ぼけてしまうので、なんだかよくわからなかった。宇宙船、戦闘場面はすべてＣＧで、仕上がりには格別感心しなかったが、コンストラクタ側のＵボートみたいな（というよりも、そのまんまな）デザインの戦闘艦は決して悪くない。砂漠を前景に置いた異星の景観などはそれなりに作ろうとした痕跡がうかがえるし、このクラスの（つまり、その辺にある鉄塔をエネルギー収集装置だと平気で説明できるようなクラスの）映画としてはおおむね撮影がきれいである。
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