007/わたしを愛したスパイ
- Aloysius' Rating:  5/10
1977年 イギリス 125分
監督:ルイス・ギルバート
出演:ロジャー・ムーア、クルト・ユルゲンス、バーバラ・バック、キャロライン・マンロー、リチャード・キール、バーナード・リー、デズモンド・リュウェリン、ロイス・マックスェル


シリーズ第10作。クルト・「たまには映画に出るのもいいもんだ」・ユルゲンスが文明世界の崩壊を企んで特別仕立てのタンカーを建造し、それで米ソの原子力潜水艦を強奪して核戦争を起こそうとする。創造は海から始まるのだ。話は変えてあるけれど、この悪事の方は 「007は二度死ぬ」 とまったく同じである。監督はどちらもルイス・ギルバートなので、これは要するにストーリーはもうどうでもいい、ということなのだろう。

ちなみにこの映画の公開当時、タンカー内部での戦闘場面のことで朝日新聞に批判記事が載っていた。核爆発とその影響をまったく理解していない、けしからんという内容で、察するにこれは司令室の装甲板を破るのに核ミサイルのパーツを使ったことを指しているのであろう。しかしあそこで使っていたのは核爆弾ではなく核爆弾の起爆剤(高性能爆薬)である。台詞でもちゃんとそう言っているので批判はよく見てからしてほしい。

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