殺しのテクニック
- Aloysius' Rating:  4/10
1966年 イタリア 97分
監督:フランク・シャノン
出演:ロバート・ウェッバー、フランコ・ネロ、ホセ・ルイス・デ・ヴィラロンガ、セク・リンダー、ジャンヌ・ヴァレリー


プロの殺し屋クリントが仕事を終えて報酬を受け取り、次の依頼を蹴って引退を表明すると、その直後に何者かによって尾行され、実の兄を殺される。どうやら次の標的に選ばれた人物が早めに手を打ってきたらしい、ということになり、クリントは考えを変えて蹴ったばかりの仕事を引き受け、雇い主から押しつけられた助手とともにパリへ飛ぶが、標的は整形手術によって顔を変え、情報屋は自室で殺害されている。そこでクリントが自分の足でかなり不器用に情報を集め始め、そうしていると怪しい男や怪しい女が次々に現われ、しかも助手までがなにやら怪しいのである。ほとんど無用に怪しいだけで話の本筋までが怪しくなり、そのいまひとつよく見えないところでロバート・ウェッバーがひとりでハードボイルドな顔をしている、ということになるのであろう(ちなみに助手は眼鏡をかけたフランコ・ネロで、まだフランク・ネロとクレジットされている)。たしかにロバート・ウェッバーは渋くてかっこいいものの、冒頭の狙撃シーンを除くとあとはそれほどテクニカル・ポイントは高くない。

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