ロボッツ
- Aloysius' Rating: 7/10
2005年 アメリカ 90分
監督:クリス・ウェッジ
出演:ユアン・マクレガー、ロビン・ウィリアムズ、メル・ブルックス、ハル・ベリー、グレッグ・キニア、アマンダ・バインズ
田舎町の貧しい家に生まれ、いとこたちの中古部品で育てられたロドニー・コッパーボトムは閉塞感に追い立てられ、発明家として大成するためにロボット・シティを訪れる。ここでは大実業家のビッグウェルド氏がすべての発明家のために広く門を開いているはずであったが、そのビッグウェルド氏は謎の失踪を遂げ、新たに経営権を握ったラチェットは古い部品の製造を中止してグレードアップ戦略に訴え、グレードアップに応じない古いロボットはことごとくスクラップにして溶鉱炉に叩き込もうとたくらんでいた。しかもこのラチェットには恐ろしい母親がいて、地下でスクラップ工場を非情に指揮しながら息子の尻を叩いているので、ロドニー・コッパーボトムは仲間とともに立ち上げることになる。
『アイス・エイジ』
に比べると格段にCGの品位が上り、声優はそれこそグレードアップされている。豊富なキャラクターやていねいに作り込まれた背景はなかなかに好ましいが、一方、ストーリーはストレートな上にほとんどおざなりで、ひねりもあったものではなく、プロットを成立させる最小限にも足りないのではないか、という印象がある。ただ、それで悪いということではなくて、余計なストーリーに足を取られるよりも、どちらかと言えばコミカルなアクションを見せることにほぼ全力が投球されたような雰囲気があり、事実、目論見がそこに集中しているのだとすれば、こちらも単純にそれを楽しむべきであろうと考えるし、事実、わたしは非常に楽しんだ。
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