セイブ・ザ・ワールド
- Aloysius' Rating: 6/10
2003年 アメリカ 95分
監督:アンドリュー・フレミング
出演:マイケル・ダグラス、アルバート・ブルックス、ライアン・レイノルズ、キャンディス・バーゲン、デヴィッド・スーシェ、ロビン・タネイ
ゼロックスのセールスマン、スティーブン・トバイアスの息子マークは医師ジェリー・ペイサーの娘メリッサとの結婚を控えていたが、父スティーブン・トバイアスの正体はコピー機のセールスマンではなくてCIAのスパイであり、失われたロシア原潜の秘密を求めて今日も世界の武器商人と戦っていたのであった。そこで足医者ジェリー・ペイサーは娘の義父となる男の挙動を怪しんでこの結婚の破談を決め、そうさせまいとするスティーブン・トバイアスは息子の義父となる男をスパイ合戦に巻き込んでいく。
かなりいかがわしい老年スパイがマイケル・ダグラス、世にも神経質なユダヤ系の医師がアルバート・ブルックスである。オリジナルの『あきれたあきれた大作戦』(1979)は見ているはずだが、なぜかほとんど記憶していない(オリジナルではピーター・フォークとアラン・アーキン)。で、この二人の父親がシカゴとフランスでどたばたをやり、その合間にトバイアスを追う間抜けなFBIがからみ、最後にトバイアスの少々ねじれた妻の役でキャンディス・バーゲンが登場する。格別気の利いたところはないものの、演出は正攻法で、嫌みはなく、脚本はそれなりにまとまっているので安心して楽しめる。登場人物は悪役も含めて基本的に間抜けで善良で、たぶんひとは一人も死んでいない。
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