リオの男
- Aloysius' Rating:  4/10
1963年 フランス 113分
監督:フィリップ・ド・ブロカ
出演:ジャン=ポール・ベルモンド、フランソワーズ・ドルレアック、ジャン・セルヴェ、シモーヌ・ルナン、アドルフォ・チェリ


ブザンソンの中隊から休暇でパリに出てきたアドリアンが恋人の家を訪問すると、その恋人が目の前で誘拐されてしまう。アマゾンの失われた部族の謎の秘宝に関する陰謀がいつの間にか進行していたからであったが、アドリアンは恋人を追ってパリを走り、旅客機に乗ってブラジルへ行き、リオデジャネイロで探し回り、事件を追ってブラジリアへ移動し、再びさらわれた恋人を追ってアマゾン川をさかのぼる。
休暇の一週間をそういうことに使った、という話である。ジャン=ポール・ベルモンドは軽快で生き生きとしているが、プロットは押さえ所を欠いており、フィリップ・ド・ブロカの演出は覇気に乏しい。フィリップ・ド・ブロカとベルモンドの組み合わせとしては、やはり最高作は 『おかしなおかしな大冒険』 ではあるまいか。

IMDb IMDb で  を検索します。
* Search provided by The Internet Movie Database.