ウィンチェスター銃'73
- Aloysius' Rating: 5/10
1950年 アメリカ 92分
監督:アンソニー・マン
出演:ジェームズ・スチュワート、シェリー・ウィンタース、ステファン・マクナリー、ダン・デュリエ
1876年のカンザス。リン・マカダンはダッジシティでおこなわれた射撃大会に参加して千挺に一挺と呼ばれるウィンチェスターのプレミア・モデルを手にするが、その銃を次点に終わったダッジ・ヘンリーに奪われる。ほかにも理由があるのでリン・マカダンはダッチ・ヘンリーとその一味を追い、一方、交易所に立ち寄ったダッチ・ヘンリーはインディアン商人に問題の銃を巻き上げられる。そのインディアン商人はインディアンの酋長に銃を奪われ、そのインディアンは騎兵隊に襲撃をしかけ、酋長はたまたまそこに来合わせたリン・マカダンに撃ち殺され、後に残された銃はダッジ・シティの商売女ローラの恋人スティーブンの手に落ちる。ところがそのスティーブンは来合わせた悪党ウェイコに銃を奪われ、ウェイコはダッチ・ヘンリーとその一味と合流したところでダッチ・ヘンリーに銃を奪われ、ダッチ・ヘンリーは銀行を襲ったところをリン・マカダンに追われて銃撃戦で命を落とし、銃はリン・マカダンの手に戻る。
以上のようなことが起こるあいだに銃撃戦があり、インディアンの襲撃があり、また銃撃戦があり、という具合で、それぞれの場面の演出はきびきびとしている。B級的な確信に基づいて作られた一種のジェット・コースター・ムービーである。とはいえ、見せ場の連続というところに徹した結果、話はただ転がっていくだけで格別の盛り上がりには至らないし、同じ理由から登場人物も記号が服を着て歩いているような有様なので色気も感じられない。
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