ゼブラーマン
- Aloysius' Rating: 5/10
2004年 日本 115分
監督:三池崇史
出演:哀川翔、鈴木京香、渡部篤郎、大杉漣、岩松了、市川由衣、安河内ナオキ
2010年の横浜市八千代区。巨大なザリガニが出現し、アザラシの大群が川を上り、町には通り魔が徘徊している。小学校3年の学年主任、市川新市は教師としても父親としても適当な権威が確立させられないままに、日夜、ゼブラーマンの衣装の製作に忙しい。夜ごとにこれを着込んで一人でゼブラーマンごっこに耽るのがどうやらこの男のストレス解消法なのであったが、3年に転校してきた車イスの少年がゼブラーマンに詳しいことを知り、この少年にぜひとも自分のコスチュームを見せようと夜間、その扮装のままで家を出たことから運命が変わる。実は八千代区はエイリアンの侵略を受けており、防衛庁は秘密裏に内偵を進めており、町を徘徊する通り魔も放火魔もバットを握ったガキどもも実はエイリアンにコントロールされており、エイリアンの地球侵略の本拠は勤務先の小学校の体育館のステージの床下にあり、しかも教頭先生は何かを知っているようであり、ゼブラーマンの衣装をまとった3年の学年主任はいつの間にかヒーローとしての能力を発揮しているのである。
原作コミックは未読。脚本は宮藤官九郎。クライマックスに先立つ十日分の停滞はちょっと苦しいし、防衛庁に関するわびしい描写も中性子爆弾云々という今更な展開も機能していたようには見えなかったが、とにかく面白いことは面白かったのである。
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