ヴァン・ヘルシング
- Aloysius' Rating: 6/10
2004年　アメリカ　132分
監督・脚本：スティーヴン・ソマーズ
出演：ヒュー・ジャックマン、ケイト・ベッキンセイル、リチャード・ロクスバーグ 、デヴィッド・ウェンハム、シュラー・ヘンズリー

ヴァティカンの使命を帯びたヴァン・ヘルシングが子孫繁栄をたくらむドラキュラ伯爵とその一味と戦う。好き放題の映像てんこ盛り、悪の一味が楽しそう、という点でかなりわたしの趣味であった。ヴァティカンの地下では修道僧が秘密兵器を開発しているし、トランシルバニアの山々は絵で描いたように峻厳だし、村人たちは松明を掲げ、破城槌を先頭に立ててフランケンシュタイン城に押しかけるし、喜びも悲しみも失ったと主張している割りにはドラキュラ伯爵は楽しそうだし、ドラキュラの花嫁たちは例によって情動過剰で手よりも口のほうが動いているし、という具合でいろいろと楽しめるところが多いのである。難点を挙げるとすれば、昨今の映画に共通していることだが、アクションシーンが少々長いということであろう。 ヒュー・ジャックマンは結局、 『X-Men』 と同じ役だが、かっこいいので悪いことは何もない。ケイト・ベッキンセイルの使い方は 『アンダーワールド』 のほうがうまかったかもしれない。とにかくこれで 『ハムナプトラ２』 で味わったフラストレーションは解消された。
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