エア・パニック'81
- Aloysius' Rating: 5/10
1980年 ソ連 144分
監督:アレクサンドル・ミッタ
出演:ゲオルギー・ジジョーノフ、アナトリー・ワシーリエフ


旅客機の飛行クルーが三人いて、一人は初老で、一人は結婚生活に問題を抱えていて、一人は若くて、その三人が今月の飛行ノルマなどについて話していると、アフリカ某所で大地震が起こって石油コンビナートで大爆発が発生し、ソ連政府は現地にいるロシア人技術者たちの救出を決める。三人が乗り込んだイリューシン61は危険を冒してアフリカ某所に着陸し、技術者たちを乗せて本国に向かって出発する。だが途中、嵐にあったのか、それで落雷にでもあったのか(はっきり覚えていないのである)、尾翼に損傷を負い、墜落の危険にさらされる。そこでクルーの一人が尾翼の中を這うようにして登っていって、尾翼のてっぺんから外へ出てハンマーか何かで叩いて直す(もちろん飛行中の話である)、というようなことをすると、なんと直るのである。イリューシンってすごい、と見ていた当時に思ったものだ。テレビ放映では1時間半ほどの長さに縮められていたと思うが、オリジナルは2時間半あったみたい。あとの1時間で何をやっていたのかが気になるところだ。監督が『モスクワわが愛』(1974)のアレクサンドル・ミッタだから、ということなのか、栗原小巻がちらっと顔を出している。

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