ディノクロコ
- Aloysius' Rating: 2/10
2003年 アメリカ 93分
監督:ケヴィン・オニール
出演:コスタス・マンディロア、ブルース・ウェイツ、チャールズ・ネイピア、ジョアンナ・パクラ


ロジャー・コーマン製作総指揮。古代の巨大なワニの化石だか何かがアフリカで発見される。するとアメリカのバイオ企業がその巨大さはホルモンの分泌に関係があるとにらみ、つまりそのあたりを成長加速処理の研究に利用したらしいのである。察するに普通のワニをいじくって成長を速くした、ということらしいのだが、その結果、ということなのであろうか、ワニとも肉食恐竜ともつかないような無様な怪物ができあがり、研究所から逃げ出して湖でひとを襲う。そこへ動物管理官の若い女性とその恋人の芸術家がからみ、この2人というのが出てきた段階ですでに頭が悪そうで、こちらが不吉な予感にとらわれていると、やっぱり一方が湖に落ちると他方も湖の水に落ち、水を引っかけあって、やったなあこいつぅなどということになり、そこへ博士が現われて危険を叫び、湖から出るようにと訴えかけると博士がライフルを持っているのを見てうっきゃあなどと叫んでどこかへと走り、棍棒を拾って駆け戻ってきて怪物を捜している博士に背後から忍び寄って殴って昏倒させるのである。そこで終わっていればこちらの時間もだいぶ節約できた筈なのだが、もちろんそれでは済まなかった。昏倒した博士が目を覚まして状況をぺらぺらと説明し、そのあとも締まりのない場面が山ほど登場する。はっきり言ってクロコダイル絡みの映画にはろくなものがない( 『クロコダイル』とか 『レプティリア』とか)。

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