攻撃
- Aloysius' Rating: 6/10
1956年 アメリカ 107分
監督:ロバート・アルドリッチ
出演:ジャック・パランス、エディ・アルバート、リー・マーヴィン
1944年の冬、ベルギー。フォックス中隊で小隊を率いるコスタ中尉は前線にあって敵の反撃に遭遇し、中隊長のクーニイ大尉に支援を要請するが、拒絶される。小隊は全滅し、生き残ったコスタ中尉は大隊長が見ている前でクーニイ大尉を批判、クーニイ大尉はコスタ中尉に恨みを抱き、危険な作戦に送り込む。するとコスタ中尉の部隊はまたしても敵の反撃に遭遇し、クーニイ大尉に支援を要請するが、拒絶される。小隊は全滅し、生き残ったコスタ中尉は中隊へ戻る途中でドイツ軍戦車に轢かれて重傷を負い、憎きクーニイ大尉を殺そうとようやく探し当てたところで無念の形相も凄まじく死んでしまう。コスタ中尉に扮したジャック・パランスは大熱演である。この映画における戦争という背景は素材を強調するための方便で、さほどの関心をもって扱われていない。で、その素材はおそらく憎悪であって、必ずしも信念ではないのである。妥協のない人物造形が映画を悪趣味なものにしている。その結果として作品に備わった迫力は比類がないが、悪趣味なものは悪趣味なのである。戦闘場面は小火器中心、戦車はM4一両だけで、これが最初にアメリカ軍の戦車として登場し、あとで砲身の下につっかえ棒をして(なんのために?)ドイツ軍戦車として登場する。
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