アイ・スパイ
- Aloysius' Rating: 5/10
2002年 アメリカ 96分
監督:ベティ・トーマス
出演:エディ・マーフィ、オーウェン・ウィルソン、ファムケ・ヤンセン、マルカム・マクダウエェル
同名のテレビシリーズの映画化(ただし60年代に放映されていたオリジナルというのは、たぶんわたしは見たことがない)。国家保安局のエージェント、アレックスはウズベキスタンの山の上で裏切り者の行方を追っていたが、上司からかかってきた携帯電話に出ようとしたところでうっかり大雪崩を引き起こし、雪と一緒に山の下まで転がり落ちて雪に埋もれた裏切り者を捕獲する。
さて、アメリカが開発した次世代ステルス戦闘機「スイッチブレード」は死の商人ガンダースの手中に落ち、落札を控えてブダペストへと運ばれていた。「スイッチブレード」が敵の手に渡ればワシントンが空爆されてしまうのは必定であったので、ブッシュ大統領(声だけ、そっくりさん)は無敗のボクサー、ケリー・ロビンソンに協力を要請する。それというのもケリーがガンダース主催のパーティに客として招かれていたからであったが、アレックスとケリーはブダペストへ飛んでホテル・ゲレルトに宿泊し、それからガンダースのパーティへ出かけていって様々な危険と遭遇する。
期待しないで見たから、というのもあるけれど、それなりに楽しめた。エディー・マーフィーの「黒人」ぶりは笑えたし、オーウェン・ウィルソンの奥手なスパイというのも悪くない(惚れてるあの娘と張り込みがしたいと考えている)。しかも惚れられているのはファムケ・ヤンセンで、これはもちろん目の保養になるし、悪役はマルカム・マクダウエェルという具合で、役者を見ているだけでもけっこう楽しかったのである。
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