世界が燃えつきる日
- Aloysius' Rating: 1/10
1977年 アメリカ 91分
監督：ジャック・スマイト
出演：ジャン・マイケル・ヴィンセント、ジョージ・ペパード、ドミニク・サンダ
ロジャー・ゼラズニーの『地獄のハイウェイ』の映画化と聞いて、いったい期待しないことがあるだろうか。だからわたしは公開初日にテアトル東京へ出かけたのである。ところがまず冒頭で話が違う。生存者は男ばかりで核ミサイルのサイロで生活していて、ある日その基地が世にもつまらない事故（ガスの元栓を締めていなかったところへタバコの火の不始末が！）で全滅し（！）、わずかな数の生き残りが三角形のタイヤをつけた実用性もへったくれもない上に世にも面白くもないデザインのランドマスターとかいう車に乗って旅に出るのである。そしてそこから先は観客にとって文字どおりの『地獄のハイウェイ』となるであろう。大味で面白みも迫力もないエピソードがただもうだらだらと並べられているだけだからである。
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