オスロ国際空港／ダブル・ハイジャック
- Aloysius' Rating: 6/10
1974年 イギリス 90分
監督：キャスパー・リード
出演：ショーン・コネリー、イアン・マクシェーン、ジェフリー・ウィッカム、イザベル・ディーン、ジョン・クエンティン
北欧某国で英国大使公邸がテロリストに襲撃されて大使が人質になり、テロリストは英国国内で逮捕されている仲間の釈放と脱出用の飛行機を要求、英国政府は要求を受け入れるが、このとき空港で英国から飛来した旅客機が着陸直前にハイジャックされ、ハイジャック犯は大使公邸のグループに連絡し、公邸にいるテロリストたちの脱出路がすでに官憲によって暴かれていることを伝え、公邸にいるテロリストたちは予定を変更してハイジャック犯と合流することに合意するが、ハイジャックされた機体は機長の機転によって着陸時にパンクしていたために特別なジャッキが必要になり、ジャッキを取り寄せて離陸を整えるまでの数時間、現地内務省の治安部隊指揮官タルビック大佐がいわゆる現場暴走型であれやこれやと手を打ちながら事件の真相に近づいていく。登場人物のことごとくが駒であり、このかなりいかがわしい事件の背後に顔の見えない誰かの思考があると考えると、かなり気味の悪い内容である。やや荒削りではあるが、物や人の動きがリズミカルで心地よい。そしてタルビック大佐に扮したショーン・コネリーが文句なしにかっこいいところへジェリー・ゴールドスミスが実にスリリングな音楽を提供している。
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