エンド・オブ・デイズ
- Aloysius' Rating: 7/10
End of Days (USA 1999, 122min.)
Directed by Peter Hyams Written by Andrew W. Marlowe
Cast: Arnold Schwarzenegger, Gabriel Byrne, Rod Steiger, Udo Kier, Robin Tunney, Kevin Pollak
1999年12月31日の晩に悪魔が人間の女に自分の子をはらませ、地獄の門を開いて人類を滅ぼす。で、そうされないように警備員シュワルツェネッガーが悪魔ガブリエル・バーンと派手に戦う、という話である。ピーター・ハイアムズのいつものごとき采配の結果なのか、ドラマは浅薄で、無意味な暴力シーンがあちらこちらに挿入されている。間違いなく雑な映画だが、楽しんでしまった。全体にわたしはピーター・ハイアムズに点が甘いのである。等身大のシュワルツェネッガーは悪くはないし、ガブリエル・バーンは明らかに悪魔役を楽しんでいるし、お決まりのようにウド・キアが崇拝者の役で登場するし、カトリック教会は地下で怪しいことをしているしでそれなりにカラフルに仕上がっているし、唐突に見える暴力描写も悪魔の気まぐれということで適当に説明されている。というわけで期待していなかっただけでに、けっこうな拾い物なのであった。