女帝キャサリン
- Aloysius' Rating: 2/10
Catherine the great (germany 1995,TV 104min.)
Directed by Marvin J. Chomsky, John Goldsmith
Written by John Goldsmith, Frank Tudisco
Cast:Catherine Zeta-Jones, Paul McGann,Ian Richardson, Brian Blessed, John Rhys-Davies, Mel Ferrer, Jeanne Moreau,Omar Sharif
女帝エカテリーナの結婚から帝位簒奪、ポチョムキンとの出会いと別れまでをエカテリーナ自身のモノローグを交えて描く。ドイツ製のテレビ映画のようなのだが出演者の大半は英米(スコットランド名前がやたらと多い)、監督はアメリカという多国籍ぶりで、ロケ地はイギリスかドイツのどこかであろう。見かけは一応きれいに仕上がっているが、ロケに使った建物がなぜかどれも小さくて、ちょっとロシアには見えなかった。というよりもロシアに見せかけるための努力をほとんどしていないという感じで、察するにこれはエカテリーナを主人公とする一種のハーレクイン・ロマンスになっていて、観客は主人公に適当に感情移入しながらなにやら貴族っぽい生活を楽しむという趣向なのである。キャサリン・ゼタ=ジョーンズという得体のしれないキャスティングから多少は予測すべきではあったが、それでも史劇を期待して見たので激しく肩透かしを食らった。